日月美術館 濁手

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  濁 手(にごしで)
  


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  •  佐賀地方の方言で米の研ぎ汁のことを「にごし」といいます。
  • 「濁手(にごしで)」は米の研ぎ汁のように温かみのある白色の地肌をもつ素地のことで、柿右衛門窯独特のものであり、特別な原料とその配合、および独自の製法により作られています。
  •  一般的な白磁がやや青味を帯びているのに対し、濁手は柔らかい乳白色を呈しており、1650年代頃に、柿右衛門の色絵が一番映える地肌を持つ素地として創りだされました。
  • その後、この濁手素地は改良を加えられ、いわゆる「柿右衛門様式」が確立される頃には、傷や歪みなどの少ない上質のものが作られるようになりました。
  •  ところがこの濁手素地も、原料の入手や製作上の困難さ等により、江戸時代中期頃一度途絶えてしまいました。
  • その後十二代柿右衛門とその子十三代柿右衛門の尽力によりこれを復元し、1971年にはその製陶技術が国の重要無形文化財に指定され、再び高く評価されるようになりました。