日月美術館 常設展「日本の白」

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日本の白

  • 私が感ずる「濁手」は表面的で粉っぽく、京都の舞妓の化粧の様に、紅を引くとその赤がより引き立つ素地の白に感ずる。西洋の白は光が透過し立体的で透明感があり、そのものが美しいのと異なる。
  •  西洋人の美意識と日本人の琴線をくすぐる美意識との違いは焼き物に限らず、他でも語られる。左右対称、偶数を基本とする西洋の庭。片や不等辺三角形を旨とする日本の庭。白い歯が美しいに対し、お歯黒文化は実用面ばかりでなく明らかに美しいと思っていた日本人の意識があった。
  •  特異な日本文化の美意識はどこから来たのだろう。柿右衛門の濁手を通して解答の用意されていない旅に出よう。